誰かバンドしてくれないだろうか。
なつかしき曲はたくさんありますが、オールディーズの曲はなぜ忘れ
ないのでしょう。ダイアナとか悲しき片思いとか、ラジオで突然聞いて
もメロディーが最後までスラスラと出てきます。演奏したことがあるか
ら、ではなくその前からそうでした。テレビが白黒の時代、ニュースに
でるウエスタンカーニバル・ロカビリーは、一瞬ではあるが楽しみだっ
た思いがある。場所は日劇というところで、ずーっと後になって行って
みて、ここなんですねっと参拝してきました。
今思うとその時代は自分のラジオもなくて、なにで聞いていたのだろ
うか。たぶんテレビで歌う尾藤イサオさんとか、広田三枝子さんの歌で
覚えたんですね。この頃はまだ子供でしたので、熱狂とまでは行きませ
んが、青春真っ盛りの年代の人達、うーんと、団塊の世代ですね。この
方達は好きな方達が多いです。その年代の方たちの、年祝いの会で演奏
したことがありましたが、ものすごい熱気でした。
何年かたって、ロック世代の始まりなんですが、この音楽世代間の壁
は厚いようです。私の年代あたりが境目かもしれません。私年代は、オ
ールディーズはもちろん知っているし、ビートルズ、ストーンズ、ツェ
ッペリンまで全部リアルタイムで聞いていて、みんなOK。オールディ
ーズ世代は、ロック音楽を聴くと やがますい となりジャズに直行する。
そして、安住の地を見つけるのでしょうか。わかるような気もする。
ロック世代のどまんなかで過ごしましたが、このごろロック音楽が耳
にささって、ただの騒音に聞こえる事がたまに出てきた。耳の受容器官
が固くなったのか。オールディーズはそんな事はまずない。いつもさわ
やか音楽です。話は飛ぶが、ジャズをやっている先輩方との音楽の境は
ツェッペリンのような気がする。もちろんこの地域限定ですが、先輩方
と若いジャズマンの境は、ツェッペリンを受け入れるかどうかだ。
まっ、それがどうしたい、なのだが。
車を運転している時、オールディーズがラジオから流れてきて、車を
止めて聞くことがある。渚のラブレター、んーとに良い曲ですネー。
なぜ車を止めるか。フロントガラスが濡れて前が見えなくなるからです。